糸のない凧

2024.10.02 Views

10月1日は中国の建国記念日である。
異国に住んでいるから、勿論休日ではなく、普通の1日だ。
が、インスタで、在米の中国のゲイが結婚したこと、知った。


特になく、ただただお祝いの気持ちで、「いいな~」、幸せを感じた。
他のSNSを見たりして、簡体字世界は「建国記念日のお祝い」だらけだ。しかし、私、このような「我が国にお祝いをする」という気持ちいがほぼ共感できない。なぜなら、一国の国民としての尊厳を感じることがやはりないからだ。私は、この国を認めない。
しかし、法律上には、現在住んでいる国に対し、国籍を得る要件はまだ満たされない。それだけではなく、「一定の時間で生活し、定着したら、この国の公民として称することは可能であり、見慣れてしまって不思議に思わない」という雰囲気が薄い。


夕暮れの時、友人と無駄話をして、「春節の時、国に帰るの?」の話があった。

「帰ってどこかで遊ぶのは、やりたいが、家なら帰りたくない」
「彼女を探して結婚しようとせき立てるのがウンザリ」
「いつかカミングアウトのこと、恐怖しか感じない」


すると、一瞬、パッーと感じたのは、

私は、
誰かと一緒に作った家はまだない、
帰られる生まれた時からの家は精神的にいつかなくなってしまった。
認める国家という家さえもない

糸のない凧ように